菊芋(キクイモ)の効果効能
菊芋(キクイモ)の効果効能を知って、毎日の健康に役立てましょう。みなさんは菊芋ってご存知ですか。スーパーの野菜売り場にはあまりならんでいませんよね。菊芋は、現在サプリメントの原料として注目されている植物なんです。
特にダイエットを目指している方や、血糖値の数値が気になる方・糖尿病予備軍として注意を受けている方たちから強い関心を寄せられている植物なんですよ。
菊芋は、イモではなく菊の仲間です。キク科ヒマワリ属の植物で、小ぶりなヒマワリに似た黄色い花を咲かせます。北アメリカ原産の植物で、日本では野草としても野山で見かけます。なぜイモと呼ばれているのかというと、根元にショウガのような形のイモができるからなのです。このイモには、普通のイモとは異なりでんぷんがほとんど含まれていません。そのためとてもカロリーが低く、ヘルシーと言われています。
菊芋(キクイモ)の効果効能を知るうえで、まずチェックしなければならないのが「イヌリン」という成分です。イヌリンは「天然のインスリン」と呼ばれるほどのパワーを秘めた健康成分なんですよ。なぜイヌリンが天然のインスリンと呼ばれているかというと、糖の吸収をおさえる働きを持っているからなのです。イヌリンは多糖類と呼ばれる糖質の一種ですが、水溶性食物繊維に分類されるのです。
人間には、イヌリンを消化する酵素を持っていません。そのため、イヌリンを食べても消化することはほとんどできません。イヌリンはお腹の中で水分を吸ってゲル状になります。そのとき、他の食物が分解されてできた糖質も巻き込んで一緒に体外に排出します。この性質が糖の吸収をおさえ、血糖値の上昇を抑えることができるのです。
さらに菊芋(キクイモ)の効果効能として、もうひとつ注目したいのが「オリゴ糖」です。イヌリンはお腹の中で消化吸収されませんが、発酵分解されてオリゴ糖の一種になるのです。オリゴ糖は腸内善玉菌のエサとなって活性化させる働きがあるため、腸内環境を整えると考えられているんですよ。腸内環境の改善は、糖尿病だけでなく人間の健康の基本ですよね。
菊芋は低カロリーなうえ天然のインスリンと呼ばれるイヌリンを含み、さらにオリゴ糖も生み出すというすごい健康植物なんですよ。しかも、イヌリンのほかに塩分排出に役立つカリウムもたくさん含んでいるんですよ。
そのため菊芋を使用したイヌリンプラスや金の菊芋・菊芋のちから・金の菊芋・大子町の紅菊姫パウダー・前田の菊芋などのサプリメントもたくさん開発され、販売されています。上手に活用して、健康な値を目指しましょう。