糖尿病に良い食べ物
糖尿病に良い食べ物を知って、血糖値の上昇をゆるやかに抑えましょう。糖尿病は現在、数百万人の患者さんが存在しているといわれています。予備軍はさらに多く、決して他人事ではない病気です。生活習慣病のひとつで、進行すると網膜に障害が起きたり脳卒中や心筋梗塞の原因になるケースもあります。非常に怖い病気として知られるようになり、患者さんの増加から関心度も高まっています。
糖尿病は血糖値が上昇する病気です。血糖値は血液中にある糖分の量で、高くなっているということは体の細胞や臓器にしっかりエネルギーが取り込まれていないということになります。血糖値を調整するのは「インシュリン」と呼ばれるホルモンで、膵臓で作られています。インシュリンの分泌量が減ったり働きが弱くなると、さまざまな障害が出てきます。
糖分・塩分が多く脂っこい食事やストレスなど、糖尿病のリスクを高める要因はさまざまです。糖尿病になってしまうリスクや、症状を悪化させるリスクから身を守るためには、食事を見直すことが大切です。
糖尿病に良い食べ物を知り、積極的に食事にとりこんでいくことで食生活を改善してみましょう。
糖尿病に良い食べ物の代表といえば食物繊維です。
難消化デキストリンやイヌリンなど、食物繊維のなかには食事の中に含まれている糖質の吸収を穏やかにしてくれるものがあります。こういった食物繊維をとることで、食後に血糖値が急激に上がることを防いでくれるのです。血糖値は安定させることが大切なので、食後の血糖値上昇をゆるやかにすることはとても意味があることなんですよ。
具体的には、食物繊維をたっぷりふくむ野菜や海藻・きのこなどが良いと言われています。ほかにはとうもろこしや大豆・玄米なども糖尿病に良い食べ物と考えられているんですよ。一般的な食材とは言えませんが、菊芋も注目されています。高級スーパーなどで販売されているアイスプラントや、桑の葉で作った桑茶なども糖尿病に良い食べ物として知られるようになってきました。でも、こうした食材は日々食べることが難しいですね。
そこでサプリメントも活用されています。たとえば菊芋にはイヌリンという健康成分が含まれているのですが、それを効率的にとれるイヌリンプラスや菊芋のちから・金の菊芋・前田の菊芋などいろいろなサプリメントがあります。大子町の紅菊姫パウダーのように料理に混ぜて使えるものもあるので、錠剤サプリは苦手な方も簡単ですよ。サプリメントなども活用しながら、糖尿病に良い食べ物を上手に生活に取り入れましょう。